ワンチャイ+金庸+その周辺、中華武侠スキ日記☆ since 2007.05.25.
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 少林故事 完全版 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 少林故事 完全版
ウィン・ツァオ、ケント・チェン 他 (2002/08/23)
パイオニアLDC

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[story]
 少林寺より内密の手紙を受け取り、弟子の鬼脚と世榮をともない、少林寺を訪れた黄飛鴻。しかし、寺の麓まで辿り着き、弟子とともに馬車を降りると、髪の毛のない鬼脚が寺の坊主と間違われ、麓の村の人々から石を投げられ罵声を浴びせられてしまう。不審に思い、寺まで足を運んだ黄飛鴻一行だったが、訪れてみると少林寺はどこか様子がおかしかった。
手紙を受け取ったと言っても取りあってもらえず、追い返されそうになる飛鴻一行。しかし少林寺の管長が病に伏せっていることが発覚し、一行は寺に滞在することになる。管長の部屋へ招かれ、治療を施そうとした飛鴻だったが、管長は飛鴻に詳しい診察をさせようとはせず、治療に赴いた飛鴻も管長の診察中に何者かの襲撃を受け……

[comment]
正直にぶっちゃけてここはひとつ、黄飛鴻よりマックス・モク君が観たいんじゃー!!! ……な勢いで見始めたTVシリーズ。だったのですが、話といいテンポといいノリといい、小気味よくまとまった仕上がりで、手を付けたら一気にシリーズの最後まで楽しめてしまいました。
劇場作品4、5(未DVD化で管理人未見です)に続いて黄飛鴻を趙文卓が。イーさんのキャストもおなじみのロザムンドさんから変更、ということになるのですが、それもまたもうひとつのバカップル。趙文卓の格好良さも十二分。李連杰の劇場作品で飛鴻のもとに集まってきた弟子達が、ほぼ変動のないキャストで一堂に会して勢揃いする、という意味でも黄一門の物語として見応えのある作りになっていると思います。

確かに劇場版に比べれば制作費は少なそうだし(あたりまえ)、ところどころチープな感じが見受けられはするものの、そこはそれTVシリーズ独特の味わいとでもいうべきか(誉め言葉です)。
『少林故事』はタイトル通り少林寺を舞台に物語がくりひろげられるわけですが、管理人はもっとこう……中国武術の伝統と要である少林寺は、もっと特別に神聖なものとして本国では扱われているものと思っておりました(笑)。へえ……アリなんだ……こういうドラマ……(突っ込みどころはそれ以外にも満載なんだがな)。

のっけっからワンチャイ天地黎明の、あの太っちょウェンが登場するので、それだけでもおおー! と無駄にワクワクしたのですが、そこへひょこひょこと鬼脚君がやってきて「兄貴〜」とか言いながら二人が会話している場面。ワア! あの鬼脚とあのウェンが同じ画面で仲良くなってる! 
飛鴻師父は飛鴻師父で、やっぱり常にこうもり傘を手放さないし……なんなんだろう、師父のあの黒い傘は(武器だろ)。雨も降ってないのにな(武器だから)。ていうか屋内でも傘はしっかり持って歩いている飛鴻です。まるで○イナスの毛布です。いくらなんでも食堂の食卓にまで持ってきて置いとかなくてもいいんじゃないかと観ればもれなく誰でも突っ込みたくなるでしょう。そもそもそれは礼儀としてどうなんでしょうか、師父。

もうひとつ、このシリーズでは飛鴻よりも、パパ麒英がまだまだ現役! といった具合で、おいしいところをいろいろと持って行きます(笑)。息子飛鴻のピンチにも、駆けつけてさっそうと現れるぜ! パパかっこいい!
劇場版とTVシリーズ、登場人物的にはつながっているものの、設定や人物の性格、位置づけなどが微妙に違っているようでもいて……そのあたりはとりあえず悩まずに楽しむに限るんだろうなと管理人は悟ることにいたしました。無問題!
紆余曲折があってイーさんが少林寺に滞在している飛鴻のもとへやってきてしまった時も、飛鴻の寝室にイーさんが一緒に入ってしまったと勘違いしたパパ、弟子どもを集めて様子を探らせ、「甥と叔母の間柄で何か間違いでもあったら困るじゃないか」……え、ていうかそもそも婚約してるんじゃありませんでしたっけ!?
あげくにパパは少林寺の管長(たぶんいちばんえらいひと)になっちゃうし、イーさんは少林寺で外国語の先生になっちゃうし、鬼脚は鬼脚で村で知り合った子持ちの未亡人をお嫁さんをもらって寶芝林に連れて帰ることになっちゃうし(しかも第2期のストーリーでは明らかにそれらがすっかりすっ飛んで綺麗サッパリ無かったことに……)。

この当時、飛鴻を演じた趙文卓は23、4歳。
画面上でもかなり若く、大師匠と手のかかる弟子たちに振り回されつつ彼らと一緒に成長していく、どこかに一抹幼さも残し、可愛らしくさえ見えてしまう黄飛鴻、の姿が非常に印象的でした。
呆れるほどの自信っぷりと無敵っぷりが破壊的なまでに心地いい李連杰とは、印象も雰囲気も全く違って、繊細で、物憂げで。強い人だと知っていても、危うく儚く、何故か手をさしのべて支えてあげたくなる。そんな空気を、文卓君は持ってます。
ようするにかわいいんだ!

たぶん賛否、両方の評価があるTVシリーズなのだろう、とは想像に難くないわけですが。
少林寺も黄親子の手にかかればアレですよ。
どっちにしても 破 壊 神 。
……あ。なにより連杰版と文卓版の違うところは、文卓師父はクライマックスのアクションになるととりあえず脱ぐ! ……ということかもしれませんな(笑)。



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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 八大天王 完全版 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 八大天王 完全版
ウィン・ツァオ、ケント・チェン 他 (2002/10/25)
パイオニアLDC

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[story]
 連日雨が降り注ぐ、雨季の沸山。黄飛鴻の診療所、寶芝林は今日も今日とて忙しい。弟子達も総動員で多忙を極めていたある日、ひとりの男が従僕達を従えて寶芝林を訪れる。彼は、黄飛鴻に会いにきたといい、朝廷に仕官するつもりはないかと飛鴻を誘った。
飛鴻はやんわりと男の誘いを断ったのだが、男は清朝の親王だった。自らの誘いをはねのけた飛鴻を忌々しく思った親王は、国中はおろか近隣諸国から各武術に秀でた手練れの暗殺者を8名集め、飛鴻に戦いを挑んで亡き者にするようにと命じる。
一方寶芝林では、飛鴻の叔母、十三姨が欧州へ一人旅に行くと言う。お互いに想い合ってはいるものの、飛鴻は寶芝林の運営が忙しいうえ、いまひとつ叔母への気持ちの表し方がわからない。そんな飛鴻に、十三姨の方が微妙な苛立ちを感じていたのだ。
雨季が終わったら一緒に行こう、と言った飛鴻に対し、いますぐに出発すると十三姨。そう言われてしまうと飛鴻にはどうすることも出来ず、飛鴻は沸山の港で広州から船旅へと旅立つ叔母を見送った。
ところが叔母を見送るため飛鴻が寶芝林を留守にしていた間に、親王が雇った8名の暗殺者たちが押しかけてきて、留守を預かっていたガイが怪我を負ってしまう。叔母が旅立って行った後、戦いは避けられぬものとなり、飛鴻は8名の武術家と1対1の異種格闘技戦に望まざるを得なくなり……

[comment]
うおおおお! ストーリーが書ききれん! 
……管理人いちばんのお気に入りのお話です。いやいやいや、ほんともうこの『八大天王』は見所があまりにも多すぎて……!!!

まずは飛鴻と十三姨との相変わらずな関係。
劇場版のロザムンドさんからスイッチしたマギー・シュウの十三姨は、文卓君の若さという要素も手伝って、もっとはっきり歳の離れた飛鴻の叔母さん、という雰囲気に感じます。ロザムンド十三姨は、ともすれば飛鴻の妹といっても頷けてしまうほど、可愛らしくて、どこかおっとり柔らかな空気の持ち主でした。でもこちらの十三姨は、すっきりとした美人さんで、気が強く、我も強く、新聞社の女社長で自立している女性です。
劇場版では天地争覇で婚約をした二人でしたが、TVシリーズを観てみるに、まだまだ二人はそんなところまでいってなさそうな?
飛鴻が戦いに巻き込まれている間、イーさんは留守で、海外からときどき手紙を寄越します。ちょっとした強がりなんかがつづられた、叔母からの手紙に、嬉しそうに目を通す飛鴻。
追いつめられて苦しくなりゆく状況を、遠く離れてしまった彼女からの手紙が救い、飛鴻の心を支え、彼女への想いが飛鴻を死地から生還させる力になる……。
すべてが終わって、帰国したイー叔母を出迎えながら抱き締める飛鴻の、男性として彼女のことを想いつつ、はにかみながら甘えもする子供を思わせる表情は、文卓君の飛鴻ならではなんじゃないでしょうか。
どっちにしてもくすぐったさは健在で、観ているこっちがむずがゆい(笑)。より叔母さんと甥っぽく二人が見えるぶん、劇場版よりこっちのほうが禁断の恋愛風味7割り増し(当社?比)。

本編パートでは、なにより父に泣きすがって雨の中濡れながらくずおれる、飛鴻の姿が特筆すべきところであります。
暗殺者と対峙することになった飛鴻は、やがて策略で毒を盛られ、戦うことが出来なくなってしまいます。残された試合を弟子達がひとりひとり受けることになるのですが、弟子達はそれぞれ必死の戦いを強いられることとなり、万策尽きたかと覚悟したところへ、降りしきる豪雨の中、父帰宅。
「父上……!」
劇場版のあの最強の飛鴻師父なら、まず間違いなく、 あ り え ね え だ ろ !  と突っ込みたくなる展開なんですが。
いいんです!!!!! これまた文卓ならではの黄飛鴻じゃ!!! すみません……非常にもうしわけなくすみません。ああでもでも! 毒に犯され苦境に陥り、絶望の淵に立たされて、もはやこれまでかとひとり懊悩に苦しむ黄師父と来た日には。
う、う、美しい……!!!!!
 沈痛な面持ち。ほつれた辮髪。無力感の滲む表情。てっぺんからあしもとまで、そのお姿、むしろいっそ激しく妖艶です! 師父! 

毒でも一服盛らない限りはどんな相手が来ようとも、とてもとても負けてくれそうにはありません、と思わせるあたりはさすが沸山の黄飛鴻。
しかも毒を盛られたからには、今度こそ敗北を喫するのか!? いかな師父でも大ピンチだ!……と思いきや。毒のために技と力の加減が上手く出来なくなれば、ピンチどころか一撃必殺。対峙した相手はまさに瞬殺の憂き目に遭うという無茶苦茶っぷり。……こわ!!!!! 
リンチェイのパロディ版師父(→『烈火風雲』)も、敵をぶちのめす際、華麗な酔拳(笑)を披露しつつ「酔うと力の加減が出来なくなるから飲酒は父から厳禁されてるんだ!」てなことをいいますが……危険です。非常に危険です。この人には酒も毒も与えてはいけません。

TVシリーズは総じてアクション活劇というよりドラマや心理描写に重点を置かれているようですが、この作品は、全体を通しての空気感や演出も秀逸でした。沸山の雨季の雨の激しさや、流れる水、雨と雨の合間の夕焼け、決戦の舞台となる火葬場の独特な風景など、そういった映像が非常に美しく綺麗です。
鬼脚、ウェン、ガイ、フー、が揃って、師匠と仲間を背中に庇い、必死の血戦に臨んでいく展開も劇場版では観られません(ソーはやっぱり戦力外)。
鬼脚と戦って脚を折ったムエタイの使い手を、寶芝林に運び込んで、弟子ども総出で無理矢理治療を施したうえ、見事に懐柔までしてまうあたりは、そもそも鬼脚君が黄一門の仲間に加わることになったあの『天地争覇』のエピソードをなぞるようで楽しい。こういうとこだよ寶芝林って(笑)。

飛鴻を絶体絶命まで追いつめる敵の首魁は少林寺から破門の烙印を押された武僧で、鏡花和尚というのですが、彼もまた奇妙に色気のあるキャラクターでした。びっしり隙なく重ね着をしているはずなのに、からだにまとわりつくような白と黒の僧衣なんかがかえって妖艶。
少林寺の僧侶だった水月。水月の精神を蝕んでいった復讐鬼の鏡花。解放を願ったのは水月で、飛鴻は、兄弟弟子でもあった水月の願いを叶えるために、その身に巣くう鏡花と命がけで戦ったのかもしれません。

あれは水月だったのか……それとも鏡花だったのか……。
ラストシーンに被る飛鴻のモノローグが耳の奧に残ります。



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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ無頭将軍 完全版 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ無頭将軍 完全版
ウィン・ツァオ、ケント・チェン 他 (2002/12/21)
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[story]
広州に梅園という屋敷がある。そこは宿泊宿であったが、少し前から幽霊が出るという噂が絶えず、巷で恐れられていた。
所変わって沸山は寳芝林。ここでは続く戦乱の日々の中、人々の怪我を癒す特効薬が飛ぶように売れていた。弟子達は薬の売れ行きに嬉しい悲鳴を上げていたが、怪我の直りが早ければ、それだけ戦地に駆り出される人も増えると憂えた飛鴻は、件の薬の販売を中止。怪我人は診察を受けに来させるよう弟子たちに言い渡す。
その後町に出たフーとガイは、ある商人が寳芝林の物と称して偽薬を売っているところに遭遇する。薬の出所は、最近沸山にあらわれた、二郎真人なる導師が率いる新興宗教団体だった。
一方沸山のある広州には、武昌からある将軍がやってくることになり、寳芝林は提督府より、将軍を歓迎するため獅子舞での出迎えをせよと命じられる。気の進まない飛鴻から、将軍のための獅子舞を任されるフーとガイ。
だが、将軍は広州へ向かう列車の中で刺客に襲われ、歓迎を辞退した。広州に到着した将軍とその一行は、将軍の静養のため、梅園に滞在することになったのだが……

[comment]
この『無頭将軍』だけがテレビシリーズ中全7回の構成で、師父がやたらめったら忙しく苦労をなさる話です(笑)。

テレビシリーズのワンチャイはシリーズ1期ごとに監督や脚本のスタッフが異なっているためか、話の雰囲気や作り込み、カメラワークその他もろもろに変化があって、管理人的には大変面白かったんですが、とりあえずそのあたりはおいといてなんといっても今回は師父の私室とか私室とか厠でしょう……!(よりにもよって厠かよ)

前作『八大天王』でも寳芝林の内部や師父の私室のシーンはあったわけですが。
今回は寝台で眠ってるシーンがあったり、部屋の間取りや調度の様子がかなりはっきりわかるショットが多いのです。(マニアックな反応だな)
だってあの黄師父が普段生活なさってるお部屋でございますですよ、お部屋! 
弟子たちやイーさんに隠れて寳芝林に女性をかくまうことになるのですが、夜中に彼女の様子をうかがおうとしたところをイーさんに気付かれて苦し紛れに夢遊病のフリをしてみたりする師父(笑)。
フツーにイーさんが師父の寝台に腰を下ろして、師父を寝かしつけたりしておりますが、わあ師父、ちよっと! …… あ ど け な さ す ぎ !(←いつものことながらお色気だのロマンスだのの気配はかけらもありません上等)
部屋の中央にはテーブルがあって、その上にはお茶セット一式がおいてあって、こっちに書棚、それから机、寝台に盆栽(?)に置時計……と、勢い見取り図を書き起こしてるアホの子がここに。

それからトイレは屋外にあるのですね。むかしの日本と同じような感じですね。中庭というか裏庭というか? あ、でも裏庭には薬草園があったような。
それにしても中国式トイレがああなってこういう様式で……という知識はそりゃあありましたが、よもやそんな!(笑)
中にいるのが師父とは思わず懸命に(それもどうなのか)イタズラ(?)しようとしてくるフー君たち。トイレのドアが開くたびに、それを無表情に殴り返してるお姿がなんともいえませんでした……かわいい! 師父!

夜中に弟子とイーさんをひっぱりだして武術のお稽古を始める場面もあるのですが、こちらは月光のもとでの文卓師父の演武がとても綺麗です。
八大天王でもチラッと夕方の寳芝林で演武をみせてくれるシーンがありましたが、こちらはフー君や鬼脚君たちも一緒でもうちょっと長め。テレビ版はアクション自体派手ではないし、弟子5人とイーさんまでもが揃って演武、という場面はシリーズ中でもいささか貴重なような感じがします。

おおお……話としては他にも色々絡んでいるはずなんですが、なんだこりゃ。ロクなレビュになってない!(苦笑)
またしても寳芝林が焼き討ちにされかけたり(いつものこと)フー君がわんこになっちゃったりガイ君がミイラ男になっちゃったりあのサッカーはいったいなんだったんだとか取り壊された寺院のあとからはいったい何が出てきたんだとかサイウェン氏オチ担当かよ! とかDVDのパッケージにに書いてあるのとストーリーが全然ちがうじゃんよ! とか……。

ま、結局のところは『どんだけすげーんだよ無影脚!!!!!』とゆー話です。
そしてそれで充分でしょう。
まる!!!!!

あっ。今回はオカルトホラーです(多分)。
 
 

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ワンス・アポン・ア・タイム・チャイナ 辛亥革命 完全版〈2枚組〉 ワンス・アポン・ア・タイム・チャイナ 辛亥革命 完全版〈2枚組〉
ウィン・ツァオ、チェン・ペイペイ 他 (2003/03/21)
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[story]
父麒英があらたに診療所を開くことを決め、広州に適当な物件を探しにきた飛鴻一行。
叔母の十三姨、フー、ガイ、ソー、鬼脚とともに広州に宿を取り滞在していた飛鴻だったが、広州は清朝と対抗を続ける革命組織とその取り締まりにより、連日厳戒体制が敷かれていた。
革命熱に浮かされ、自分達も行動を起こそうとする弟子達。朝廷の目が厳しいことを警戒して軽率な行動を取らないようにと弟子たちを諫める飛鴻。しかし弟子達は、朝廷側の目を気にする飛鴻の行動や言葉を誤解し、革命活動に身を投じていってしまう。
一方飛鴻は、革命組織側の秘密結社を率いるある女性と秘密裡に邂逅していた。女性の名はソー・ハッイ。飛鴻の父、麒英とかつて恋仲にあり、兄弟弟子でもあった人物だ。飛鴻は彼女に助力を請われ、朝廷に反旗を翻す革命同志として協力をすることにする。そうとも知らず、弟子達だけでなく彼らとともに飛鴻に対する反発を強めていってしまう叔母。
やがて飛鴻の弟子たちと叔母は、朝廷側が送り込んだ密偵に騙され、革命同志たちの情報を調停側の密使にもらしてしまい……

[comment]
いろいろ……いろいろ……つっこみどころが……しかーし! いったいどこからなににつっこんだらいいものか……!
とりあえず、とりあえず、師父かわいそう……ウワアーン><!!!!!

寳芝林の面々が各々別のルートを辿って辛亥革命(←1911年)(←つっこまない!)に巻き込まれていくことになる……という設定上、多少ムリが出る……よなあ……というのが正直な感想なんですが、今回はイーさんも弟子どもも、こらーッ! おまえら、ちょっ、待てーッッッ!
弟子のみなさんもイーさんも、よってたかって師父の心根と精神をちっとも理解してくださらず、観てるこっちがしょんぼりしたくなってしまいます。
なんかこう……もうちょっと……もうちょっと師父のことを理解してあげたっていいんじゃないの! 
お出かけする師父のお財布までとりあげるなんて! ヒドい!
まー、ぶっちゃけストーリーの展開の都合ってやつが先にきた……んだろうな……だろうけど……あんまりだ!(管理人はもれなく師父に感情移入をしております)

そんな中でも鬼脚君がいい子でいい子で……! 
こっそりとお財布を持って、師父のあとを追いかけて支払いをしてあげたりして……くっ、鬼脚七! 君は弟子の鏡だよ!
イーさんが今回はあまりにも腑甲斐ない(と誤解している)飛鴻に呆れて、それと知らずに国側のスパイによろめいて、ちょっと浮気……っぽい事態になるわけですが、こういう展開になるためにも……それにしたって……ぐふおおおお!(悶)
イーさんには誤解され罵倒され裏切られ、同じくフーにも裏切られ、それもまた致し方ないかと顔色を変えることなく孤軍奮闘するハメになる師父のお姿ときた日には……なんか……もう……いっそ痛ましかったですわ!
イーさんとフーのバカバカバカ!(おちつけ)

……とまあ、悶絶はここまでにして。
今回面白かったのはアレです。師父のお葬式。
敵の銃弾を受け、一代宗師黄飛鴻、お亡くなりになってしまうのです。
師父のご遺体を前にして、みんなで泣いたりしてるとこがね……なんだみんな、やっぱり師父が大好きなのね☆
もちろん敵の目を欺くための芝居なので、弟子タチがさめざめ泣いてるところでがばっと起き上がったりするわけです。師父。
仰天する弟子達に、しれっとした顔で「泣いてろ!」と命令。そんなところがお素敵です。

半ばから後半にかけてはずっと変装しっぱなしだったり(もじゃもじゃーの付けひげとか変装メイクとかしてるからぜんぜん師父っぽくないのですよ)(不満)、結局また牢屋に入って処刑台送りになってしまったり、ほんと今回(も)さんざんです(笑)。

処刑台で首をくくられ、「ひざまずけ!」と命じられた飛鴻。
「この私に膝を折らせたければ足を切れ!」
と、胸を張って応じた姿が、かっこよかったなー……(うっとり)。

全体的には、時間が足りなかったというか、素材がちょいと重すぎたというか、総じて説明が足りなかったり、展開が唐突だったりする感は否めない第4期のストーリーでありました。
パパんの昔の思い人が今回重要な鍵を握る人物として登場したりするわけですが、そういえばママンはどんなお人だったのでしょう。飛鴻の。
 
 

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 理想年代 完全版〈2枚組〉 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 理想年代 完全版〈2枚組〉
ウィン・ツァオ、マックス・モク 他 (2003/05/23)
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[story]
辛亥革命は成り、清朝は倒れた。
中国は民国となり、新しい時代の幕開けを迎えていた。新政府のもと、清王朝時代の風習は捨て去るべきだと、国内では男たちが辮髪を切るよう取り締まりを受けていた。それが新しい時代を象徴するものになるならと、髪を落とすことにする寳芝林の面々。新政府体制が敷かれた中国では、貨幣制度が崩壊し、新体制のもと統一紙幣の発行が急がれている。
そんな中、なんと麒英が寳芝林を発券銀行にしたいと名乗りをあげた。麒英はなんとか政府の認可をとりつけるも、経験にも技術にも財力にも難のある寳芝林では国家の重大事業を担うなど到底無理だと飛鴻はこれに反発、父と仲たがいをしてしまう。だがそんな時、十三姨の友人であり同じく外国留学の経験もあるという女性があらわれ、寳芝林が発券銀行として機能するためのバックアップをしてくれることに。
聡明で美しくもある彼女は、寳芝林の面々ともすぐにうちとけた。しかし彼女は裏にとある計画を隠し持った、新政府の秘密工作員だったのだ。それと知らず、彼女の指導のもと新政府の発券銀行へと姿を変える寳芝林。
彼女を紹介してくれたのは他ならぬ十三姨であったものの、飛鴻もなにかと彼女を傍らに置くことが多くなっていく。十三姨が新聞の記事にするために撮った、二人が一緒に映った写真を見ながら、「師匠がこんなふうに笑うのは変。この二人はよくないよ」と十三姨に指摘をするソー。
忙しい毎日が続く飛鴻はそれと気付かず叔母を冷たくあしらうようになってしまい、やがて飛鴻と叔母との仲もまた、妙に気まずいものになっていく……

[comment]
えっ……ちょっ……まっ……まっ……ええっ、ええっ、えええええ!? 
え、うそ! ……終わるの!? 終わるの!? ……終わっちゃうの!? って、言ってるそばからエンドクレジットだようそーん! ひええええマジで!?

イーさん!? イーさん!!? イーさああああああん!!!!!?

感想終了。

いやー……足りなかったのは時間なのか資金なのか根性なのか何なのか

まさかここでエンドマークとはちょいと意表をつかれましたよ。
ていうかこのラストシーンでDVDのジャケットに堂々しっかり『大団円』とか書かないでくれよー!!!!! どこがじゃ!!!!!

どっかに隠しボタンとかあって、続きがもう1話ぐらい隠れてるんじゃないかとか、チャプター見落としてんじゃないかとか、かなり本気でDVDを検分しちゃいましたヨ!!!!!><
なんちゅー終わり方をよりによって! 
ラストカットが目に焼き付いて離れんわー!!!!!

ああー……他には。
前髪のあるフー君はちょうかわいいね! とか、ムンゼン様に踏みつけられて鞭打たれたい! とか、べんぱつのない師父ってちょっと違和感だ……、とか、キスシーンはしあわせそうでした(笑)、とか、師傅と十三姨ようやく結婚! とか(陰謀に巻き込まれて致し方なく、とはいえ)。
見所はたくさんやまもりですよ。やっとというか、シリーズ中唯一というか、まともに恋愛が主軸です。けっこうやきもきさせられます。

とにかく!
とにかくあれでそれでイーさんはどうなったのかあれなのか……誰か俺と語ってくれー!!!!!

以上。